【障がい児育児のヒント】心が折れそうな時、息子を「怪獣」だと思ってみた話

まそら

こんにちは、笑顔を育むライフコーチのまそらです。
我が家には重度の知的障害と自閉症をもつ息子がいます。

今日は息子が1歳半~2歳前頃の話です。
当時はまだ正式な診断名はありませんでしたが、「何か発達がおかしい」という予感、というかほぼ確信がありました。
発達自体も悩みの種でしたが、それ以上に当時の息子の問題行動たちがしんどくて、私の心は折れかかっていました。

そんな時、私の視界をぱーっと明るくしてくれた「ある考え方」について心理学的な視点を交えてお伝えします。

📝 この記事はこんな方に向けた内容です

  • 問題行動の多い子供と向き合い、限界を感じている方
  • 子供の行動に対して「しんどい」と感じてしまう自分を責めている方
  • 状況は変えられなくても、せめて自分の気持ちだけでも楽にしたい方

この記事を読むとこんなことが分かります

  • 視点の切り替え: 苦しい状況を乗り切るための「心の持ちよう」
  • リフレーミングの効果: 事実は変えずに、自分の感情を整える方法
  • 受容のプロセス: 「ありのまま」を受け入れるためのヒント

1. 言葉の通じない日々の中で

障がい児に関わらず、子供と毎日向き合い続けるのは大変なことも多いです。
もちろん毎日が楽しくて幸せ!という方もいると思います。
実際、第一子の娘の時は娘の一挙手一投足がかわいかったし気持ちも日々穏やかでした。

一方、息子の小さな頃はしんどい気持ちが正直大きかったです。
そして、娘の時との心境の違いに申し訳なさというか、どうしてこんな風に感じてしまうんだろうと不甲斐なさを当時は感じていました。

当時言葉はまったくなく、ヨタヨタ歩きの息子。
指示はあまり通じず、食事の後は床や服が大変なことになるのが日常。
この辺は通常よりタイミングが遅いだけで成長の一過程なのを知っていたので、そこまで気にはしていませんでした。
そんな中、当時の私を一番悩ませていたのが「物を壊すこと」と「噛んでしまうこと」でした。

  • 物を壊す癖:
    例えば、児童館などで他の子が作った積み木などを、一直線に崩しに行くようなことがよくありました。
    成長過程の遊びという雰囲気ではなく、獲物を狙う目、というのでしょうか、ターゲットを決めた瞬間無表情になりすごい勢いで走っていった(ハイハイしていって)問答無用で壊す様が親から見てもどこか異様な感覚がありました。
  • 噛んでしまう癖:
    自分の腕や爪。私や娘をはじめ保育園(一時預かり)のお友達をかんでしまうこともありました。甘噛みとかではなく、本気で思いっきり噛むので私の腕にはよくあざが出来ていました。

家庭内はともかく「他のお子さんにケガをさせるのは申し訳なさすぎる」、「なんとか辞めさせる方法は無いのか」かなり思い詰めていました。

2. 「ネコの生まれ変わり」というアイデアとの出会い

そんな日々の中、ネットの掲示板で、あるお母さんの書き込みが目に留まりました。

「子供をネコの生まれ変わりだと思ったら、すごくかわいく思えるようになった」

子供の相手がしんどかった。でも、元ネコなら人間界のルールがわからなくても、気まぐれでも仕方ない。そう思ったら優しくなれた、という内容でした。

「ネコかぁ」と考えましたが、息子は行動も容姿もどうにもネコっぽくない。
では息子は何だろう?と自問した時、ふとピンときた答えがありました。

「怪獣だ!」

そっかー、怪獣ならそりゃ破壊したいよね。
怪獣なら噛むのもわかる。
人の世界の事情や人の言葉解らないのも当然すぎる!!

瞬間、すとんと胸に落ちました。

ライフコーチまそらの視点:リフレーミング
起きている事象(破壊や噛みつき)は同じでも、その「枠組み(フレーム)」を変えて捉え直すことを心理学でリフレーミングと呼びます。
「問題行動」という枠で見ればストレスでしかありませんでしたが、「怪獣のころの名残」という枠で見たところ、ある種の納得感が生まれ受け止めやすくなりました。

3. 「息子は怪獣の生まれ変わり」から変わった私の日常

それ以来、特に何かが変わったわけでがありません。
息子の行動は変わりませんし、気を付けるべきことも変わりません。
どうにか行動を辞めさせる方法を、と、悩むのも変わりません。

それでも息子は「怪獣の生まれ変わりで今、人間の世界について学んでいる途中だししょうがないよね」と以前に比べて大きな心の余裕が生まれました。

実の子供を怪獣と呼ぶなんて、不謹慎だと思われるかもしれません。
しかし、当時の私にとってこの考え方は、息子を否定するためではなく、「ありのままの息子を受け止める」ための大切な礎になってくれました。

ライフコーチまそらの視点:受け取り方を選ぶ自由
私たちは、起きる出来事(現実)をコントロールすることはできないことが多いです。
しかし、それをどう受け取り、どんな意味をつけるか、については、いつでも私たちは自由に選択することができます。
時には 正論で自分を追い詰めるよりも、自分が笑顔でいられる「解釈」を選んでいいのでは、と思っています。

4. 怪獣から「人間」への成長

「息子は怪獣の生まれ変わり」 そ
う思って見守り続けるうちに、時間はゆっくりと流れていきました。
幸い、5歳になる頃には悩みも少しずつ落ち着き、今では人を噛むこともほぼなくなりました。
支援学校の小学部に上がってからは息子は誰かを噛んだ、誰かのものを壊した、という報告は受けていません。

たまに心の中で「だいぶ人間らしくなってきたじゃない」と、その成長を静かに喜ぶ日々です。

ライフコーチまそらの視点:セルフ・コンパッション
自分自身をあるがままに受け止め、自分に対して(他者にするように)思いやりを持ち大切にする姿勢のことです。
育児の中で、自分の不甲斐なさを責めてしまう時は誰にでもあります。
そんな時は、自分を責める代わりに「今はそういう時期なんだ」「よくがんばっているよ」と自分を許し、労わりましょう。
自分の気持ちが整うことで、結果としてお子さんへの接し方も穏やかになっていきます。


まとめ:自分の「受け取り方」が日常を救う

現実や事実の『受け取り方』を私たちは実は自由に選ぶことができます。
そして、その受け取り方ひとつで、気持ちが、日常が大きく変わります。

あの時、誰かが発信してくれた「ネコと思い込む」というアイデアに、当時の私は本当に救われました。

まそら

顔も知らないママさん、ありがとうございます!

もし今、当時の私のように心が折れそうになっている方がいたら、まずは自分を労い、今までとは違った「解釈」をしてみませんか。
そして、あなた自身やあなたの家族の笑顔がはぐくまれたら嬉しいです。

まそら

この記事が、あなたの気持ちを支えるヒントになれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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