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「大学=国立を目指すもの」という思い込み。通信制高校で気づいた自由な未来の描き方

まそら

こんにちは。笑顔を育むライフコーチまそらです。

先日、国立大学の前期日程が行われていました。
ニュースを見ながら、ふと自分の大学入試のことを懐かしく思い出していました。

目次

はじめに:「国立大学を目指す」がスタンダード?

私が通っていた地方高校の進学コースには、独特の空気感がありました。
それは「大学は国立を目指すもの」というもの。
話によると「地方の進学校あるある」だったりもするようですが、当時の私にとって、それは疑う余地のない絶対的なスタンダードでした。

私立大は、国立大に行けなかった時の「滑り止め」。
今振り返れば強い「思い込み」だとわかりますし、正直ちょっと恥ずかしいのですが、当時はそこに疑問を持つことはありませんでした。

実は当時、私立大学に推薦で合格を決めた同級生に対して、「えっ、なんでわざわざ私立?(もったいない!)」と、本気で不思議に思っていたんです。
今思えば、その大学は全国的にも超有名な私立大学。
彼の方が私よりもずっと現実的で、将来の自分を見据えた広い視野を持っていました。

でも、当時の私にはその価値が全く見えていませんでした。
「国立」というフィルターを通した世界しか知らなかったのだな、と痛感します。
センター試験(現:共通テスト)や二次試験に向けて5教科7科目をまんべんなくこなすのが普通。
そんな「国立」狭い枠の中で、はみ出ないようにせっせと走っていました。

そして大人になった今もそんな感覚がずっとどこかにありました。

通信制高校での出会いが教えてくれた「多様な景色」

その凝り固まった価値観が、本当の意味で崩れたのは数年前のことです。
ご縁があって、通信制高校の授業をする機会を頂きました。

そこで目にしたのは、私が知っていた「高校生活」とは全く違う、多様で豊かな景色でした。
国立、私立、短大、専門学校、就職、あるいは「今の自分のやりたいこと」を大切にした道。
生徒たちは本当に幅広い選択肢の中から、それぞれが「自分の意志」で授業の在り方を、そして進路を選んでいたのです。

「ああ、こんなに自由に選んでいいんだ」

頭では色んな進路があることがわかっていました。
目の前で、自分の人生を主体的に選ぶ生徒たちと、その未来を本気で応援する先生方の姿。
それらに触れた時、頭での理解を超えて、やっと心の底から「選択の自由」が腑に落ちた感覚がありました。

「もしも」の視点で見えてきた、枠のメリット・デメリット

もし当時、もっとフラットな視点を持っていたら、私は今とは全く異なる選択をしていたかもしれません。

実際、当時の私の進路選びは
「生物が面白いな。研究者とかかっこいいかも。生物系の学部があって、今の偏差値と科目でいける国立はどこだろう?」
という、浅い考えからくるものでした。

もし本気で「研究者になる道」を考えていたら、より適切な専門の先生がいる大学が他にあることに気づけたはずです。
でも当時は目先の判断で、「国立ならどこでもOK」という感覚に陥っていました。

ただ、面白いし難しいなと思うのはここからです。
「枠がなかったら、もっと自由に輝けたはず!」と単純に思えるかというと、実はそうでもありません。

というのも、当時の私は「基本、楽な方へ逃げたがるタイプ」。
もし「どこでもいいよ!」と言われていたら、きっと楽な方へ流されていたでしょう。
「国立大合格」という強固な枠があったからこそ、それをモチベーションに踏ん張れた自分も確実に存在していました。

「スタンダード」という枠は、可能性を狭めることもあるけれど、時に基礎を固めるための枠にもなっていたのだと気づかされたのです。

おわりに:子供たちには「広い視野」というギフトを

現在、私は中学受験に挑戦する娘のサポートをしています。
親として、そしてライフコーチとして大切にしたいのは、私自身の過去の「スタンダード」を子供に押し付けないことです。

高校の授業においても、直接進路に関わることはありませんが、その思いは共通しています。
もちろん、人生経験の長さから「おそらくこちらの道の方が良いだろう」という、大人が提示できる枠(道しるべ)はあります。
時にはそれを伝え、選択肢として提示することも必要だと思っています。

それでも、最終的にどの道を選んでも、それがその子の正解。
大切なのは、誰かが作ったスタンダードに惑わされず、「広い視野を持った上で、自分で選んだ」という事実ではないでしょうか。

「こうあるべき」という重すぎる荷物は手放して、無数にある選択肢を楽しめるようになってほしい。
かつて必死に5教科7科目を解いていた自分を懐かしく思い出しつつ……。
娘の未来も、そして授業で出会う生徒たちの未来も、心から応援していきたいです。

まそら

それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました。
本記事が少しでも参考になれば幸いです。

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