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毎日の「選択疲れ」を解消!脳のエネルギーを節約するシンプルな習慣

こんにちは!学びを楽しむナビゲーターのまそらです。

「あれもいいな、これもいいな…いや、でも」

で、結局決められなかったり、時間がかかってしまったり、そんな経験ありませんか?

食べるのの、着るものからはじまり、私たちは日常で日々たくさんの選択に迫られています。

選んでいるとき、実は脳のエネルギーを大量消費し、無意識のうちに疲れやストレスを溜めていることがわかっています。

今回は「選択疲れ」を解消して、日々の選択をより楽にする、シンプルな習慣のヒントをお伝えしますね。

目次

「選び放題」なのに疲れてしまうのか?

私たちは「選択肢が多いほど自由で幸せ」で「満足度が高い」だと考えがちです。

しかし、実はこれがあなたの脳を疲れさせている原因かもしれません。

これは心理学で「選択肢のパラドックス」と呼ばれる現象です。

脳は「最善のものを選ぼう!」とそこにある選択肢を必死に比較する性質があります。

ようは選択肢が多ければ多いほど、無意識に脳はたくさんの情報を処理しなくてはいけなくなり、つかれてしまいます。

誰もが経験する「多すぎる選択肢の罠」

スーパーでのジャムの実験

アメリカの高級スーパーで行われた実験で面白い実験で、試食コーナーに24種類のジャムと、6種類のジャムをそれぞれ別の日に並べ、顧客の行動を観察したものです。

その結果、試食は24種類のジャムのときのほうが多かったのに、実際に購入したのは、6種類が並んでいたときの方が約10倍も多かったというのです

24種類もあると、どれにしよう~・・・選べないからいいか、と購入に至らないことが推測されました。

この結果から、「選択肢が多すぎると、人は選ぶことに疲弊し、選択すること自体を回避する」という「選択のパラドックス」の理論が広く浸透しました。

洋服選びに見る一流の人の戦略

大人の私たちは、1日に数万回(35,000回という説も)の意思決定をしていると言われています。

その中には、「どの服を着るか」「どの靴を合わせるか」といった小さな決断も含まれます。

何気なく行っている小さな決断も、私たちは脳の疲れ、小さなストレスを感じているのです。

心理学の分野で「意思決定疲労(決断疲れ)」なんて名前で知られてもいます。

この話で有名なのが、アップルの創業者スティーブ・ジョブズ。

毎日同じ服を着ることで、「毎朝何を着るか」という小さな決断を排除し、貴重な脳のエネルギーを最も重要な仕事のために温存していました。

「選ぶ」を楽にするシンプル習慣とヒント

ジョブズのように同じ服を着る!という風に、すべての選択肢を排除するのは難しいかもしれません。

でも、脳の負担を減らす「シンプルなヒント」はすぐに取り入れられます。

ヒント① 選択の「自動化」

毎日のルーティンで、特にこだわりのないものに関しては選択肢を意識的に減らしましょう!

  • 朝食は固定する: 決まった数パターンに絞る
  • 服の制服化: 仕事の日は色や形で選択肢を限定する
  • ランチのパターン化: 曜日や場所で選択肢を自動的に絞る

「考えずに済む時間」が増えれば、その分、脳のエネルギーを仕事や趣味に回すことができますよ。

私も服の制服化は実際に行っていて、まず仕事用は「ユニクロ」で基本購入し、パターン化しています。

少しの変化ですが、朝の準備がスムーズにとても楽になったのを実感しています。

ヒント② 迷ったら「2択分解テクニック」

本当に迷う決断に直面したら、「2択分解」しましょう。

定食屋さんに入った時に、お昼のメニューは100通りの定食があります!と言われても困っちゃいますよね。

それに対して、「A定食」か「B定食」なら比較的すぐにどちらか決まりますよね。

私たちの脳は多数の選択肢を一度に処理するより、2択のほうが得意です。

これを活用します。

例えば、A、B、C、D、Eの5つの選択肢で迷ったら、一度に全てを比較するのをやめましょう。

  1. AかBか、どちらがよいのか?
    • (例:最も魅力的な2つを比較)
  2. CとD、どちらがよいか?
    • (例:次に気になる2つを比較)
  3. ①で選んだものとE、どちらがよいか?
    • (例:勝ち残ったものと、まだ比較していないものを比較)
  4. ②と③で選んだもの、どちらがよいか?
    • (例:最終勝ち残り同士を比較)

このように2択を繰り返していくんです。

多数の選択肢を一度に処理するよりも楽に、しかもより自分にぴったりのものが決めやすくなります。

ヒント③ 「最善」ではなく「十分」を探す

選択肢が多いと「最も良い選択」をしたくなります。

しかし、その場ではこれが一番、と思って選んでも、他のものを見ると、こっちの方がよかったも!ってよくありますよね。

最善を探すのは、終わりなき追及なんです。

代わりに、「十分に良い選択」を目指してみましょう。

完璧でなくてもOK!と自分に許可することで、決断のスピードが上がります。

充分に使える、良い選択をした、と、選んだ後の後悔(選ばなかった方への執着)も少なく、満足度が高くなります。

ヒント④ 「選ばなかった選択肢」はなかったことにする

選択のストレスは、「選ばなかった方への後悔」からも生まれます。

一度決めたら、「情報断ち」をしちゃうのがおすすめ。

新しいものを買った後、他の商品の口コミやセール情報を見るのはやめましょう。

物理的に情報を見ないようにすることで、「こっちのが安い!」「こっちのがよかったかも」といった後悔が生まれなくなります。

その結果、選んだものへの満足度を下げず、自分の選択を大切にできるし、よい気持ちが持続しますよ。

まとめ:脳のエネルギーを本当に大切なことに

私たちの脳の容量もエネルギーも、そして時間も有限です。

たくさんの選択があることは一見、嬉しいですが、実は私たちをつかれさせてしまうものでもあるのです。

  • 自動化で日常の決断を減らす。
  • 2択分解で迷う時間を短縮する。
  • 「十分」の基準で後悔をなくす。
  • 選ばなかった選択肢を見ない

このシンプルなヒントをまずは試してみませんか?

脳の疲れ、そしてストレスが減って、本当に大切な決断に集中できるようになりますよ!

それではここまでお読みいただきありがとうございました。

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