こんにちは、NLPトレーナー&学びを楽しむナビゲーターのまそらです😊
NLP(神経言語プログラミング)には、「前提(Presuppositions)」というNLPの事なところがぎゅっと凝縮されたエッセンス的考え方があります。
今回は、ゴール(目標)達成や、自己成長を大きく後押ししてくれるこの前提を紹介しますね。
人が変化を起こすために必要なリソースは、すでにその人の中にあります。
私たちにはすでにたくさんのリソース(資質・資源)がある
私たちは、つい自分にはないもの、足りないものばかりに目を向けがちです。
「〇〇がないからわたしにはできない」
「私には△△がまだまだ不足している」
そんな風に思い、何かに挑戦することをやめたり、立ち止まってしまったことはありませんか。
この前提は、その〇〇や△△というリソースが本当はすでにあなたの中にある。
あるいは、それをこれから手に入れるためのリソースがあなたの中には確かにある、ということを教えてくれます。
リソース(資質・資源)とは?
リソースは、日本語だと資質や資源と訳されます。
私たちがゴール(目標)を達成したり、ありたい自分に変化したり、望む状態になるために必要なもの、使えるもののことを言います。
リソースには、大きく分けて「自分自身の内側にあるもの」と「環境や人や物など外側にあるもの」があります。
| リソースの種類 | 概要 | 具体的な例 |
| 内的リソース | すでに持っている能力、感情、経験、資質など、自分自身の内側にある資源。 | 知識、技術(スキル)、才能、責任感、自信、勇気、集中力、創造性、忍耐強さ、過去の成功体験、ユーモア、優しさ、思い入れなど |
| 外的リソース | 環境や人間関係、情報など、自分自身の外側にある資源。 | 時間、お金、人脈、情報、場所、ツール、書籍、健康な体、職業、キャリア、家族や友人、サポーターなど |
ほしいリソースは引き出す&手に入れる
外側のリースが「ある」ということが比較的わかりやすく、利用もしやすいですが、内側のリソースは目に見えないもののため「ある」ということが認識しづらいです。
なので、本当はあるのに「私には〇〇が無いからできない」といった思考になりがちなのです。
自分の中のリソースに気づこう
例えば、「会社内で営業成績No1になりたい。でも知識も話のスキルもないし、無理に決まっている」と考えていたとしましょう。
何もしないであきらめるのはあまりに早合点すぎますよね。
前提を思い出してください。
「人が変化を起こすために必要なリソースは、すでにその人の中にあります。」
自分が持っているたくさんのリソースを活用しましょう。
- No1になりたいという気持ち・意欲
- 健康な体(行動の土台)
- 助言してくれそうな先輩の存在(外的リソース)
- 好奇心や学習意欲(知識を得るためのエンジン)
- 過去に発揮した集中力や忍耐強さ(内的経験)
- 毎日会社に行けているという一貫した行動力
探せば他にもきっと活用できるリソースはたくさんあるはずです。
「自分にはどんなリソースがあるだろう」
「過去の失敗や成功から学べることは?」
気づくことで、よりそのリソースたちをうまく活用できるようになりますよ!
足りないリソースは追加しよう
また、現実問題として今はまだ足りないリソースがあるかもしれませんが、私たちはそれを手にする手段は持ち合わせています。
特に内側のリソースについて、NLPではまだ自分では気づけていないような意識の深いところにあるリソースに気づいて引き出したり、新しく手に入れたいリソースを自分の中に落とし込んでいくスキルもあります。
記事の最後におまけとして関連するスキル・テクニックを紹介しているのでそれもさんこうにしてみてくださいね。
5. 🌟 まとめ:リソースを使いこなして「ありたい自分」になる
このNLPの前提は、「ないもの」に目を向けるのではなく私たちが「すでにもっているもの」へ目を向けることの大切さを教えてくれます。
私たちがゴール達成や変化を起こすために必要な「自信」「勇気」「行動力」といったリソースは、実はすでに私たちの中に存在しているんです。
まだ現状では足りないリソースも手に入れるためのリソースや手段を持っています。
私たちは、すでに自分を変化させる力を持っています。
最初は「そうなれたらラッキー」ぐらいでOKです。
あなたの持つリソースという宝の山を探し出し、うまく活用していきましょう。
それでは、本記事があなたがありたい自分になるための参考になれば幸いです。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
💡 【おまけ】この前提に関連したNLPスキル・テクニック 4選
この「リソースはすでにある」という前提を基盤として成立している、代表的なNLPのスキルをご紹介します。
これらは、内なる力や環境にあるリソースを効果的に引き出し、目標達成を後押しするのに非常に有効です。
1. モデリング (Modeling)
- 役割: 望む結果を出している成功者(モデル)の思考パターン、行動、戦略を観察・分析し、自分自身に取り入れる技術です。
- 活かし方: 「営業成績No.1」を目指すなら、社内のトップセールスの話し方、商談の流れ、契約を断られた時の心の状態(内的リソース)を詳細に観察します。そのリソースを自分のものとして再現することで、自分にないスキルを身に着けることができます。
2. アンカリング (Anchoring)
役割: 特定の刺激(五感)と特定の反応(感情・行動・生理的反応)を意図的に結びつける(条件付けする)スキルです。
活かし方: 最高の自信を感じた瞬間の身体的な感覚(身体感覚)や、特定の手のジェスチャー(視覚・身体感覚)をトリガー(きっかけ)として結びつけます。これにより、必要な時にそのトリガーを使うだけで、瞬時に望む感情の状態を呼び出すことができます。
3. タイムライン・テクニック (Timeline Techniques)
- 役割: 過去、現在、未来の時間の流れを空間的な感覚(五感)として捉え、時間の捉え方自体を変化させる技術です。過去のリソースを未来の目標へ運ぶこともできます。
- 活かし方: 過去の成功体験から得た「やる気」や「集中力」といったリソースを、未来の目標達成の時点に設置することで、目標達成へのプロセスを強力に後押しします。
4. リフレーミング (Reframing)
- 役割: 人やもの、出来事に対する「捉え方」「解釈の仕方」を変化するテクニック。フレームを変えることで、ネガティブな経験や状況をポジティブなリソースとして活用することができます。
- 活かし方: 契約を断られた「失敗」を、「このお客さまへのアプローチで学んだ貴重なデータ」というリソースの枠組みに入れ替えます。これにより、諦めではなく、次の行動へとつなげるエネルギーに変えられます。
これらのスキルは、より良い人生を進むための強力なサポートツールとなります。
ぜひ、日々の生活で試してみてくださいね。
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