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【NLPの前提①】「失敗」は変えられる!心のプロセスを変化させるだけで人生が軽くなる方法

こんにちは、NLPトレーナー&学びを楽しむナビゲーターのまそらです😊

NLP(神経言語プログラミング)には、「前提(Presuppositions)」というNLPの大事なところがぎゅっと凝縮されたエッセンス的考え方があります。

今回は、その中でも物事の受け止め方がいかに大切か、を教えてくれるこの前提を紹介しますね。

現実の体験の内容を変えるより、現実を体験するプロセスを変化させる能力の方が価値があることが多いのです


目次

現実を体験するプロセスを変えよう

例えば、あなたは会社員で仕事に失敗してしまったとしましょう。

その時「失敗した、私はこの仕事に向かないんだ」ととらえることもできれば「この方法だとうまくいかないことが分かった、次に活かそう」ととらえることもできます。

失敗した、という事実はすでに起こった現実であり、変えることはできませんよね?

あるいは、よくとある同僚からから嫌味を言われたびたび不愉快になる現実がある、としましょう

同僚の嫌味を止めるー現実の内容を変える方法があればきっととっくに試していますよね。

他者の行動を変化させるのは難しいですが、自分の思考は自分で変えられます。

「きっと仕事ができる自分を羨ましがっているんだな」「こういう人にならないよう反面教師にしていこう」

こんな風に考えてみたら感じ方が変わりませんか?

すでに起こった過去の出来事、現実の内容を変えることはできません。

しかし、その捉え方―体験するプロセスは変化させることができます。

変えられない現実に自分にとらわれるのではなく、より建設的な形で物事をとらえることができるようになるほうが大切だ、ということです。

「内容」と「プロセス」の区別

この前提を理解するには、私たちが経験する現実を二つの側面に分ける必要があります。

  • 体験の内容(Content):
    • 外側の現実、つまり事実出来事そのものを指します。
    • 例: 「会社員として、仕事で失敗をしてしまった」「いつも嫌味を言われる」。
    • これらはすでに起こった過去の出来事であるため、変えることはできません。
  • 体験のプロセス(Process):
    • 内側の現実、つまり出来事をどう受け止め、解釈し、どのような感情を持つのかという心の流れを指します。
    • 例: 失敗=「自己否定」とするのか、失敗=「学び」と解釈するのか。

2. 価値があるのは、「心のプロセス」

「仕事で失敗した」という事実は変わりませんが、その出来事を「体験するプロセス」を変化させる能力は、あなたの人生に大きな価値をもたらします。

  • ❌ プロセスA(内容に囚われる):
    • 失敗を「私はこの仕事向いてないんだ」と自己否定のフィルターで体験する。
    • 結果:自信を失い、行動が止まり、停滞につながる。
  • ✅ プロセスB(プロセスを変化させる):
    • 失敗を「なるほど、今回の方法だとうまくいかないことが分かったから次回に活かそう」と成長のフィルターで体験する。
    • 結果:感情の落ち込みが最小限に抑えられ前向きになり、建設的な行動へとエネルギーが向かう。

このように、変えられない過去の「内容」ではなく、未来の行動につながる「プロセス」を変えることが私たちには大切なのです。

まとめ:私たちは感じたいように感じられる

過去の出来事を後悔し続けたり、くよくよし続けたこともあるかもしれません。

あなたは、起こった出来事の「内容」にとらわれ続ける必要はありません。

その出来事を「どう体験するか」を実は自分で決めることができるのです。

ネガティブな出来事に直面したときこそ、一歩立ち止まって問いかけてみましょう。

「これは私にどんな学びをもたらすプロセスだろう?」

「今回の体験を他にどんな風に捉えることができるだろう?」

この心のレバーを切り替える能力こそが、あなたの人生を軽やかに、心地よく進めるための鍵です。

あなたがありたい自分になるための参考になれば幸いです。

それでは、ここまでお読みいただきありがとうございました!


✨ 【おまけ】この前提が活きる!関連NLPスキル 4選

私たちが持つ「体験のプロセスを変化させる能力」を発揮するためのNLPスキルをご紹介します。

これらは変えられない現実に悩む時間を減らし、より良い毎日を過ごしていくためのツールです。

1. リフレーミング (Reframing)

  • 役割: 人やもの、出来事に対する「捉え方」「解釈の仕方」を変化するテクニック。
  • 活かし方: 例えば「失敗」というフレームを、「成功に必要なフィードバック」というフレームに変えます。これが、記事で解説したプロセス変換の核となります。

2. ポジションチェンジ (Perceptual Positions)

  • 役割: 自分視点(第1ポジション)だけではなく相手の視点(第2ポジション)や、客観的な第三者の視点(第3ポジション)へ立って考えることで、出来事への解釈(プロセス)を広げるスキルです。
  • 活かし方: 人間関係でトラブルが起きたとき、相手の立場になって体験し直すことで、相手の動機や背景を理解し、怒りや焦りといった自分の感情的なプロセスを和らげることができます。あるいは、客観的な第三者の立場になってみることで冷静客観的にその物事を捉え、解決策を考えることができます。

3. サブモダリティチェンジ (Submodality Shift)

  • 役割: 過去の記憶やイメージを変化させることで、起こる感覚や感情を変化させるスキルです。
  • 活かし方: 嫌な記憶を「鮮明なカラーで大きく近い」状態から、「白黒で遠く小さい」状態に意図的に変えることで、その記憶が引き起こす感情的な強度を弱めます。

4. メタモデルの質問 (Meta Model Questions)

  • 役割:情報を具体化・詳細化したり、失われた情報を取り戻すためのスキルです。
  • 活かし方: 「いつも失敗する」という思考に対し、「いつも、とは具体的にいつ?」と質問することで、「いつもではなく、〇まるの時だ」など気づきを促すことで、あいまいなネガティブな解釈を手放し、建設的な行動のための情報を増やします。

これらのスキルは、より良い人生を進むための強力なサポートツールとなります。

ぜひ、日々の生活で試してみてくださいね。

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