※障害児福祉サービスは地域差が大きいため、本記事は2026年2月現在の、とある地方都市での体験談としてお読みください。
まそらこんにちは、笑顔を育むライフコーチのまそらです。
我が家には重度の知的障害と自閉症をもつ息子がいます。
相談支援事業所を探し始めるところから、契約までの体験談全3回の3回目、完結編です!
振り返れば、スタートは私の「緊急入院」がきっかけでした。
▶第1回:【体験談】障がい児の「相談支援事業所」探し|電話10件で新規受付は?リアルな電話実践記
大半断られつつもめげずに電話をかけ続け、そこで知ったのが「言葉選び」ひとつで窓口が開くという驚きの事実でした。
▶第2回:ショートステイに計画相談は不要?相談支援事業所への相談で気づいた「委託相談」という選択肢
そして今回、返答待ちだった最後の1カ所からも「計画相談・委託相談ともにお受けできます」との心強いお返事を頂き、早速面談をお願いしました。
ありがたいことに「選べる状況」になった我が家が、最終的に選んだのは「計画相談」でした。そこまでのリアルな過程をお届けします。
この記事では、以下の内容をお届けします。
- 計画相談と委託相談、どちらを選ぶべきかの判断基準
- 契約時に聞かれる具体的なヒアリング内容
- 事業所選びで後悔しないための「決め手」のポイント


あえて「大変な方」を選んだ?計画相談のデメリット
まずは委託相談にするか計画相談にするかでその後の流れ(契約の有無など)が変わるため、相談員さんにそれぞれの違いを教えてもらい、その中で、「計画相談」のデメリット…というか大変な部分が浮き彫りになりました。
- 3カ月に1度のモニタリング: 相談員さんが自宅に来て、計画の見直しをする時間が必須です。落ち着いたら半年に1度ぐらいになることもあるようです。
- 年1回の「担当者会議」: 学校、放デイ、相談員、保護者が一堂に会し、子供の課題や目標を共有します。
正直、これまでセルフプランで自由にやってきた身としては「ちょっと大変そう……」と感じる部分もありました。
実際、この時間的負担が理由で「計画相談」から「委託相談」に切り替える方もいるそうです。
(行政は嫌がりますが…と相談員さんがポツリとつぶやいていたのは内緒です)
幸い私は自営業のため時間の融通が利きやすいですが、フルタイムで働いていると難しいのではとも感じました。



3カ月に1度の家庭訪問、最初は「片付けとか整理が大変そう」と思いましたが、「定期的に家がきれいに保てる機会ができる!」とポジティブに考えることにしました。笑
それでも「計画相談」に決めた4つの理由
話を聞いた後、夫とも最後に確認しあい、我が家はあえて手厚い「計画相談」を契約することにしました。理由は4つです。
- 「もしも」への備え: 私の緊急入院の際、生活が回らなくなる危機感を感じました。もしもの時の相談窓口、そしてショートステイなどの預かり先を確実に確保しておきたいと強く思いました。
- 夫の転職: ちょうど3月に夫の転職することが決まりました。半年ほど有給が取れない期間に入るため、長期休暇中の預かり時間の短さをカバーする「一時預かり」が必要になる可能性が出てきました。
- 遠方の祖父母: 双方の両親とも新幹線の距離で高齢。親族のヘルプが見込めない以上、福祉サービスとの連携は生命線です。
- 息子の「成長」を見守ってほしい: 長期的に息子の変化をプロの目で見守り、適切なタイミングでサポートを提案してほしいと考えました。
契約時のヒアリング内容
契約にあたっては、重要事項の説明を受けた後、息子のこれまでの歩みを詳しくお伝えしました。
- 出生時の状況(未熟児だったかなど)
- 障害がわかった時期、診断名がついたタイミング
- これまで通った園や療育施設、現在の学校や放デイの状況
息子が抱える「最大のテーマ」を共有
特に重点的にお伝えしたのは、息子の「伝える手段(表現方法)」についてです。
現在、息子はジェスチャーや単語で意思疎通を図っています。
しかし、学校や放デイといった外の世界では通じないことも多いです。
家庭でも、ある程度は話をくみ取ることができますが、細かいところはわかりません。
「~~ってこと?」(首を振る)
学校での出来事を何か伝えようとしてくれるのはわかるけれど、何かがくみ取ることができなかった時の息子のしょんぼりした表情。
世界が広がる今、彼にとって「伝える手段」を持つことが何よりの課題であることを共有しました。
早速、現在の放デイの計画に加え、「ショートステイの利用」も盛り込んだ計画案を作成していただくことになりました。
なぜ「その事業所」に決めたのか?
他にも委託相談、計画相談、それぞれ「OK」と言ってくださる所はありましたが、最終的な決め手は「人」と「組織」でした。
- 組織の安定感: 相談員さんの人数が多く、もし担当者が退職されても内部でしっかり引き継げる体制であること。
- 相性の良さ: 何より、担当の方が非常に話しやすく、親の不安に寄り添ってくれる素敵な印象だったこと!
結局、最後は「この人なら話を聞いて一緒に息子について考えてくれそう」と思えたのが一番の決め手になりました。
他の面談に行った事業所で対応いただいたのはベテランの方で知識は豊富でしたが、会話の端々に『いつものパターンですね』という雰囲気を感じてしまったんです。
こういうこの場合は、と、良さそうな支援の形をお伝えいただけたので、こちらの方が頼もしく感じる方もいらっしゃると思います。
一方、決めた所は『息子君の場合はどうですか?』と、息子を一人の人間として見ようとしてくれる姿勢がありました」
このへんは相性や好みの問題だと思います。
今回のポイントまとめ(まそら家ver)
※相談支援のあり方は、地域やご家庭の状況によって「正解」が異なります。
一つの検討材料として参考にしていただければ幸いです。
- 判断基準(委託相談or計画相談):
目の前の負担(訪問)より、将来の「安心」「もしもへの備え」を優先。 - ヒアリング: 「出生からの歩み」と「今一番困っていること」を整理しておくと◎
- 事業所選び: 悩みや相談事を話しやすいかが大切。
私の場合は、知識の豊富さだけでなく、子供個人を見てくれる「相性」を優先した。
おわりに:一歩踏み出した自分を褒めよう
「中学からでいいかな」と先送りにしていた事業所探し。
緊急入院という思わぬきっかけスタートでしたが、結果として、信頼できる場所を見つけることができたかな、と一安心しています。
探し始めようかな、探し始めたけど見つからないお父さんお母さんへ。
探し始める前は、「とにかく断られる」と聞いていたので、断られる前提で電話をかけ始めました。
その結果、思いのほかスムーズに計画相談をお願いできる相談支援事業所を見つけることができました。
電話をかける第一歩のハードルが心理的にハードルが高いけれど、かけてみないとはじまらないし、とりあえずやってみることが大切だなと思いました。
そして、それで断られても、それはあなたのせいではありません。タイミングの問題です。
でも、諦めずに受話器を取ったその一歩が、数年後のあなたを、そしてお子さんの笑顔を必ず守ってくれます。
実際に利用してみての感想や進捗があればまたブログにまとめていこうと思います!



それではここまでお読みいただきありがとうございました。
本記事が少しでも参考になれば幸いです。





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