新しいスキルを身につけたい、もっとうまくなりたい!
そんなとき、私たちはすでに成果を出している人を真似たり、うまい人に教えてもらったりします。
これは、成功への最短ルートが、すでに実績を出している人の「やり方」を学ぶことだと本能的に知っているからです。
NLP(エヌ・エル・ピー)は、この学びの原則を、「心と脳の使い方」という最も深いレベルに活用した実践心理学です。
ある分野で驚異的な成果を出している天才たちの思考、言語、行動のパターン。
これらを徹底的に分析し、誰でも再現できるよう体系化したもので、「心と脳の取扱説明書」と表現する人もいます。
成果を生み出す「心のプログラム」とは?
「成果を出している人たち」は心の中で、頭の中で何をして、どのような行動をしているのでしょうか?
- 自分や他者への言葉の使い方
- 五感の情報(イメージ)の取り扱い方
- 物事の捉え方(信念、価値観)
- 潜在的に持っている能力を活用する方法
- 他者とのすばやい信頼関係の構築方法
- 感情のコントロールの仕方
NLPが探求し、体系化したのはこういったこういった多岐にわたるパターンです。
これにより、私たちは、
- 過去のネガティブな出来事にふりまわされない
- モチベーションを保って目標に迎える
- コミュニケーションを上手にできる
- 人前に立って堂々と話せる
- スポーツやビジネスで成果を出せる
といった、望ましい心の状態や行動を意図的に身につけることを目指します。
NLPを解体する:神経・言語・プログラミング
NLPは、Neuro (神経)、Linguistic (言語)、Programming (プログラミング) の頭文字を取った略称で、「神経言語プログラミング」と訳されます。
1. Neuro(神経)— 五感のシステム
私たちは、五感で得た世界の情報を脳で加工・保存しています。この一連の脳神経のシステムこそが「神経」です。外部世界をどのように感じ取るかが、私たちの内面を形作る第一歩となります。
2. Linguistic(言語)— 意味づけのシステム
これは、五感で受け取った情報を記号(言葉)して意味づけするシステムのことです。
ある出来事に対し、「失敗だ」と意味づけするか、「学びだ」と意味づけするかで、感情や行動が決定します。
3. Programming(プログラミング)— 思考と行動のパターン
人はそれぞれ独自の思考や行動のパターンを持っており、NLPではそれを「プログラム」と名付けています。
望まない反応が出るこのプログラムを、望むものへと書き換える(改変する)ことを「プログラミング」と呼びます。
例えば、「100人の前で自己紹介してください」という同じ情報をインプットされても、人によって反応は異なります。
緊張や不安を感じる人は、過去のネガティブな経験から「人前=嫌なこと」と思い、うまくいかない自分のイメージ(プログラム)を瞬時に起動させます。
一方、意気揚々とする人は、「楽しいチャンス」と思い、成功している自分のポジティブなイメージ(プログラム)を起動させます。
この「意味づけ」と「五感の情報(イメージ)」がベースとなったプログラムが、私たちの感情や思考、行動を決定づけているのです。
自分で「プログラム」を変えられる
ここで大切なのは、これらのプログラムの多くが、生まれながらのものではない!ということ。
「これまでの体験・経験から、知らぬ間に自分で作ってきたもの」であるという点です。
赤ちゃんに「100人の前で自己紹介してください」と言ってもわかりませんよね?
「100人の前で自己紹介してください」で起こるあなたの中の反応は、あくまで後天的なもの、自分で作ってきたものなんです。
そう、自分で作ってきたプログラムだからこそ、自分で変えることができるのです。
ただこれまではその変え方を知らなかっただけ。
新しい望ましいプログラムをインストールし、今あるプログラムをより良いものへに変化させ、不要なプログラムをアンインストールする。
NLPは、そのための具体的な方法論やスキル・テクニックを提供します。
また、NLPを習得することは、単なるスキルアップではなく、自分が望む状態を自由に生きるための「在り方」を身につけることでもあります。
こういった効果は、すでにセラピー、ビジネス、教育、医療、スポーツなど世界中のあらゆる分野で活用され、私たちの可能性を広げ続けています。
さあ、あなたはNLPを活用して、どんな風にありたいですか?
どこで、何を、どのように実現していきたいでしょうか?
このブログでは参考になるNLPの知識をどんどんシェアしていく予定です。
面白そう、使えそう、と思ったら試してみてくださいね。
実践してこそのNLPです!
それでは最後までお読みいただきありがとうございました!
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