こんにちは。学びを楽しむナビゲイターのまそらです。
わたしたちには「真似る」ことで「学ぶ」という、実はすごい能力を生まれながらに持っています。
赤ちゃんが楽しみながらたくさんのことを真似して身に着けていくように、私たちも本来は遊びのように学べるはずです。
しかし、大人になると、その素晴らしい「真似る能力」にブレーキがかかってしまうことを、前回の記事で紹介しました。

この記事ではその心のブレーキを外して、「真似る能力」を使えるようになる4つのシンプルなヒントを紹介します!
「真似る力」を止める、赤ちゃんと大人の違い
ヒントをお伝えする前に、赤ちゃんと大人の学びにはどんな違いがあるのか?確認します。
赤ちゃんの学び方
赤ちゃんの「真似る」は、「楽しそうだから」「やってみたい」という純粋な好奇心から生まれます。
これは心理学用語で「内発的動機づけ」と呼ばれ、非常に強力な行動のきっかけになります。
内発的動機づけで始めたことは続けやすく、自然と試行錯誤をしたりもします。
あなたの好きなこと、趣味はたぶん、こちらの赤ちゃんの学び方をやっていませんか?
時間を忘れて没頭してしまった、は、まさにこれです。
大人のやりがちな学び方
反対に大人の学びは「外」からの理由に支配されがちです。
- 「資格を取って給料を上げたい」
- 「仕事で必要だからやっている」
- 「上司に評価されたい」
これらは「外発的動機づけ」と呼ばれています。
外発的動機づけが必ず悪い訳ではないのですが、意欲があがりづらかったり、なかなか継続しづらかったり、試行錯誤する気が置きづらいというデメリットがどうしてもあるんです。
嫌いな教科のテスト前とかこんな感じじゃありませんでしたか?
どうすればいい?内発的な好奇心を取り戻そう
赤ちゃんの学びと大人の学びの大きな違いは、「動機づけ」でした。
それではわたしたち大人が赤ちゃんの学び方をするにはどうすれば良いのか?
大切なのは、「外発的な動機」を「内発的な好奇心」へと変換すること、そして両方の動機をうまく組み合わせて、意欲のエンジンを高めていくことです。
それではいよいよ本題、内発的動機づけを自分の中に見つける4つのヒントをご紹介です。
内発的な好奇心へ戻す4つのヒント
1. 「何のために」を「どう楽しむか」に変える
例えば目標を「資格を取る(義務)」で終わらせたらもったりありません。
「この知識を使ってどんな面白いことができるか?」
「その資格をとることで自分にどんな良い影響があるか」
といった自分の興味に置き換えましょう。
2. 「完璧」よりも「試行錯誤」を真似て楽しむ
結果を出すことより、「憧れの人がどう試行錯誤を楽しんでいるか?」というプロセスを真似てみましょう。
真似ることで、あなたの脳は探求を始める楽しさを思い出しはじめるはずです。
「どうすればこの試行錯誤がより楽しくなるのか」を考えてみるのもおすすめです。
3. 「学びの遊び場」を自分でデザインする
わたしたちは自由に決めたい!という性質があります。
そして自分で選んだものに対しては意欲がわきやすくなります。
外から課せられた義務でも、「いつ、どこで、どうやるか」など自分でコントロールできるものは自分で自由に決めます。
- 一番リラックスできる時間に真似る時間を持ってくる
- テンションが上がる道具を使う
- 好きなBGMをかける
など、自分のための学びの環境をデザインしましょう。
4. 「小さな成長」を見つけて褒める
結果ではなく自分で自分の成長を評価します。毎日、「今日はこれができた!」「以前と比べてうまくいった」という小さな達成だけを記録し、自分の成長に焦点を当て直しましょう。
他者とではなく、以前の自分と今の自分、それをする前の自分とした後の自分、という風にあくまで自分との比較してくださいね。
まとめ:いざ楽しい探求の道へ!
あなたの「心のブレーキ」を外して、「真似る能力」を使えるようになる4つのヒントをお届けしました。
「内発的動機づけ」があることで、義務的な学びを「楽しい探求」へと変えられるんです。
あなたが今、学びたいことは何ですか?
あなたが真似をしたい人は?そしてその人のどこを真似しますか?
真似ることによって得られる良いことは何でしょうか?
そして、あなたにとってどんな良いことがありそうですか?
さあ、あなたの持つ「真似る能力」を使って、楽しい学びをはじめましょう!
「真似る」の具体的な4STEPの方法をこちらの記事で紹介しています。

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