まそらこんにちは。笑顔を育むライフコーチのまそらです。



勉強とか仕事とか、やりたいことがたくさんあるんだけど、なかなかはじめられないんです~。これってなんでですか?



それは心にかかっている「ブレーキ」のせいかもしれません。
今回は、「やる気を止めてしまう心のブレーキ」の正体と、緩める方法について説明しますね。
行動を止める心のブレーキ
「〇〇しなきゃ」「〇〇をはじめてみたい!」
そう思っているのに、どうしても体が動かない。
ついついスマホを触って、あるいは自分に言い訳をしてはじめられず、時間が過ぎてから自己嫌悪……。そんな経験はありませんか?
それは、あなたが自分で自分にブレーキをかけているせいかもしれません。
私たちは成長の過程で、無意識に自分を守るためのブレーキを作ってしまいます。
まずは、どのようなブレーキがあるのか、そして今の自分にブレーキがかかっているかチェックしてみましょう。
① 義務感ブレーキ: 「やらされている」と感じ、好奇心が消えてしまう。
② 完璧主義ブレーキ: 「最初からうまくやらなきゃ」と、一歩が踏み出せなくなる。
③ 評価恐怖ブレーキ: 「失敗して笑われたくない」と、守りに入ってしまう。
④ 現状維持ブレーキ: 脳が変化を「危険」と判断し、いつもの日常に引き戻そうとする。
⑤ 損得勘定ブレーキ: 「無駄になったらもったいない」と、効率を気にしすぎて遊び心が死んでしまう。
⑥ 自己定義ブレーキ: 「私はそういうキャラじゃない」と、過去の自分に縛られる。
⑦ 資源不足ブレーキ: 「忙しい」「時間がない」と、いつまでも先延ばしにする。
⑧ 比較ブレーキ: 「あの人はすごいのに自分は…」と、他人のスピードと比べてしまう。
「あ、これ私のことだ!」と思うものはありましたか?
代表的なブレーキを紹介しましたが、人によって他にも様々なものがあります。
何か始めよう、チャレンジしようと思ったけど出来なかった時のこと思い出して考えてみましょう。
自分がブレーキをかけていることを「自覚すること」が外すための第一歩です。



私はまさにブレーキかけまくりな人生でした。
高校時代のエピソードで、私は小さな頃から心理学へ興味を持っていましたが、大学受験をした時に選んだ学部はまったく別のものでした。
「カウンセラーになっても食べていけなさそう(損得勘定ブレーキ)」
「そんな進路を選んだら、親に反対されそう(評価恐怖/自己定義ブレーキ)」
当時、心理学を専攻してカウンセラーになっても食べていけない、将来性が無さそうだし、そういった進路は親をがっかりさせてしまうというイメージがなんとなくあったのです。
将来への不安や、誰かの期待に応えなきゃという思い込みが、私の夢を止めていたんですね。今でこそコーチとして活動していますが、当時はそのブレーキの存在にさえ気づけず、ただ「自分には無理だ」と諦めていました。
アクセルとブレーキを同時に踏んでいませんか?
自転車をイメージするとわかりやすいです💡
よーし、進もう!とペダルをこぎ始めると同時にブレーキをかけたらどうなるでしょうか?
進むことはできないし、バランスを崩して倒れてしまうかもしれません。
「やりたい!やらなきゃ!(アクセル)」と「やりたくない!このままでいたい!(ブレーキ)」
この2つがあることで、心の中ではこれと同じことが起こっているんです。
それでも無理やり進もうとするとどうなるでしょう。
大量のエネルギーが必要ですし、アクセルやブレーキ(心の一部)が壊れてしまうかもしれません。



そうだったのか~。そりゃはじめられないはずだ!
ブレーキをなくす方法知りたいです!



そう思いますよね。でも、ブレーキを無理になくすことはできないし、実は「なくさなくていい」ものなんですよ。
なぜ心は「ブレーキ」をかけるの?(ブレーキのメリット)
なぜなくさなくていいのか?これも自転車をベースに考えてみましょう。
非常にシンプルな話ですが、ブレーキのない自転車、危ないですよね。
信号が赤に変わってもブレーキが無かったら止まれず、大事故につながってしまいます。
私たちの心でもやはり同様で、ブレーキは大切な安全装置として働いています。
ブレーキがあなたをどう守ってくれているのか、その3つの大きなメリットを見てみましょう。
✅変化から守る「現状維持」の働き(ホメオスタシス)
私たちの脳には、今の状態を保とうとする「ホメオスタシス」という機能があります。 脳は本能的に「変化=危険」と判断します。たとえ今の状況に満足していなくても、「今のままなら死なない」と判断して、あなたを未知のリスクから必死に守ろうとしてくれているのです。
✅脳の「エネルギー消費」を抑えるため
脳は体重のわずか2%ほどの重さですが、体全体の約20%ものエネルギーを消費する「大食い」な臓器です。 新しいことに挑戦するのは、脳にとって莫大なエネルギーを使う大仕事。ブレーキをかけることで、「無駄なパワーを使わず、万が一の時のために体力を温存しよう」と守ってくれているのです。
✅「心の痛み」というダメージを避ける防護壁
過去に恥ずかしい思いをしたり、誰かに否定されたりした経験は、脳にとっては物理的なケガと同じくらいのダメージとして記憶されます。 同じような痛みを二度と味わわないように、ブレーキという防護壁を作って、あなたの自尊心が傷つくのを防いでくれている側面もあります。



このようにブレーキは、いわばあなたの心の「安全装置」。 「邪魔なもの」として無理やりなくそうとするのではなく、まずは「今まで私を守ってくれてありがとう」と認めてあげましょう。
今まで、このブレーキのおかげで回避できた危険や嫌なこともあったはずです。
ブレーキが自分を守ろうとしてくれていることが分かると、少し心が軽くなりませんか?
そうやって認めてあげると、ギュッと握りしめていた指の力がふっと抜けて、ブレーキは自然と緩みはじめるのです。
自転車で進もうとするときにブレーキにかかっている指を緩めるように、大切なのは、何かやりたい時には心のブレーキをゆるめてあげることなのです。
心のブレーキをふんわり緩める3つのステップ
「守ってくれてありがとう」と認めたら、次は実際にブレーキを緩めていきましょう。
無理に外そうとするのではなく、「脳を安心させてあげる」のがコツです。
1. 「最悪の事態」を書き出してみる
ブレーキが強くかかるのは、脳が「なんだかよくわからないけど良くないことが起こりそう!怖い!」となっているからです。
一度、「もし失敗したらどうなるか?」「最悪、どんな感じになりそう?」と考えてみましょう。
意外と「死ぬわけじゃないし、なんとかなりそう」と思えたり、「こうなったらこうやろう!」とリスクに備えておくことで、ブレーキは自然と緩みます。
2. 「スモールステップ」から始める
私たちの脳は現状維持が大好き、大きな変化は苦手です。
だからこそ、脳に気づかれないくらいの小さな一歩から始めましょう。
「参考書を開くだけ」「パソコンの電源を入れるだけ」。
そんな小さなことなら、脳の安全装置も「これくらいなら危険じゃないね」と見逃してくれます。
3. 言葉を「安心なもの」に変える
ブレーキは脳に届く「言葉」に敏感です。
特に「〜しなきゃ」という言葉は、脳に強い圧迫感を与え、義務感ブレーキをガチガチに硬くしてしまいます。
そこで、使う言葉を「自分を安心させるもの」に言い換えてみましょう。
ブレーキがすっとゆるみはじめます。
✅「〜しなきゃ」を「〜したい」に変える(義務感ブレーキ)
「勉強しなきゃ」を「もっと知ってみたい」、「仕事しなきゃ」を「これを終わらせてスッキリしたい」と言い換えます。
✅「ちゃんとやらなきゃ」を「まずはやってみよう」に変える(完璧主義ブレーキ)
「最初から100点を目指す重圧」を、「ちょっと試してみるだけ」という気軽さに変えることで、一歩が出やすくなります。
✅「失敗したらどうしよう」を「失敗しても経験が手に入る」に変える(評価恐怖ブレーキ)
「失うもの」ではなく「得られるもの」に焦点を当てることで、脳の安全装置が「あ、これは自分にとってプラスになることなんだ」と判断を緩めてくれます。
✅「でも私なんて……」を「今はまだ練習中だから」に変える(自己定義・比較ブレーキ)
今の自分を否定するのではなく、成長の過程にいることを言葉で認めてあげると、脳は安心して次のステップへ進めます。
他にも、やりたいことをやって起こる良いことをイメージする、など方法はいろいろ。
「今まで守ってくれてありがとう、今は大丈夫だよ~」とブレーキに伝えながら、自分に合う緩める方法を探してみてくださいね。
まとめ:ブレーキは、あなたと一緒に進むパートナー
「やりたいのにはじめられない」、これはあなたが自分を守ろうとしている証拠でした。
✅動けない自分を責めなくてOK
サボっているのではなく、安全装置が動いているだけです。
✅ブレーキは味方
あなたを傷つけないために、24時間体制で守ってくれている存在です。
✅「なくす」より「緩める」
脳を安心させて指の力を抜いていきましょう。
まずは「あ、私いまブレーキ踏んでるな」と気づくことから始めてみてください。
その瞬間に、あなたの指は少しだけブレーキレバーから離れ、より自由な選択ができるようになります。
ブレーキは敵ではありません。
上手に付き合うことであなたを守る心強いパートナーになります。
ブレーキに「今まで守ってくれてありがとう、でももう大丈夫だよ」と優しく声をかけながら、あなたの望む方向へ、ペダルをエイっとこぎ出してみませんか?
あなたの毎日が、もっと軽やかに、笑顔で溢れるものになるよう応援しています。



それではここまでお読みいただきありがとうございました。
本記事が少しでも参考になれば幸いです。

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