まそらこんにちは、笑顔を育むライフコーチのまそらです。
我が家には重度の知的障害と自閉症をもつ息子がいます。
今日は息子が1歳半~2歳前ぐらいの話です。
何か発達がおかしいな、と私の中で確信はあるが診断はつかなかった頃、発達もですが息子の行動で私はずいぶん気を病んでいた、というか、気持ちがぽっきり折れた状態になっていました。
正直、当時はしんどかった。
その時にネットで出会ったとある言葉、とある考え方でぱーっと視界が明るくなり、気持ちがすごく楽になりました。
それについてこの記事でまとめています。
当時の状況
障がい児に関わらず、言葉も道理も通じない子供と毎日向き合い続けるということは大変なことです。
もちろん毎日が楽しくて幸せ!という方もいると思います。
実際、第一子の娘の時は娘の一挙手一投足がかわいかったし気持ちも穏やかでした。
その状態を知っていた分、息子に対してしんどい気持ちを感じるのに申し訳なさというか、自分の中になんでこんな風に感じてしまうんだろうと不甲斐なさを感じていたのかもしれないなぁと今なら思います。
その頃の息子は言葉はなく(小学校低学年になった時点で少し単語が出てるレベルなので当然ですが)、ヨタヨタ歩き。
指示はあまり通じず、ご飯はスプーンやフォークを使おうとしているけれども・・・食後は惨劇。
こんな感じでしたが、この辺は通常よりタイミングが遅いだけで成長の一過程なのを知っていたので、そこまで気にはしていませんでした。
頭を悩ます問題行動
「破壊癖」&「噛み癖」
破壊癖
当時、児童館などで他の子が作った積み木やレゴなどをまさに突進して崩しにいく癖がありました。
積み木などを崩すのは、成長の過程ではあるのですが、そういうほほえましい感じではなかったのです。
獲物を狙う目、というのでしょうか、ターゲットを決めた瞬間無表情になりすごい勢いで走っていった(ハイハイしていって)問答無用で壊す様が親から見てもどこか異様な雰囲気でした。
できる限りガードして崩すのを未然に防いだものの、間に合わなかったのも何回もありました。
噛み癖
自分の腕を噛む、指の爪を噛む。そして人を噛む。
ターゲットのメインは家では私や娘、たまに夫。
そして、仕事の関係で保育園の一時預かりをよく利用していたのですが、お友達を噛んでしまっていました。
甘噛みとかではなく、本気で思いっきり噛むので私の腕にはよくあざが出来ていました。
家庭内はともかく、他のお子さんにケガをさせるのは申し訳なさすぎる、なんとか辞めさせる方法は無いのか、これに当時は一番頭を悩ませていました。
気持ちが楽になったきっかけ
そんな日々を過ごす中、ネットでとあるお母さんの書き込みが目に留まりました。
それが私は気持ちが楽になった方法との出会いでした。
私の心を救った「ネコの生まれ変わり」という考え方
うろ覚えですが、障がい児用ではなく、単純に育児の悩みに対して雑多に語り合っているようなところ(掲示板?)だったと思います。
その中で「子供をネコの生まれ変わりだと思うようになったら、しょうがないと許せるようになった」的な書き込みがありました。
ネコの生まれ変わりなら人間界のことがわからなくてしょうがない、気まぐれでしょうがない、そんな風に考えたら優しくなれた、と。
「ネコかぁ」
と、考えるも息子がネコの生まれ変わり、というと全然ピンとこない。
行動も容姿もネコっぽくない。
息子だったらなんだろう、と、考えていると、ふと、ピンとくる答えにたどり着きました。


「怪獣だ!」
そして視界がぱーっと明るくなる感じを覚えました。
そっかー、怪獣ならそりゃ破壊したいよね。
怪獣なら噛むのもわかる。
人の世界の事情や人の言葉解らないのも当然すぎる!!みたいな。
息子は「怪獣」!そう決めた瞬間、世界が変わった
そんな訳でその日から息子は私の中で怪獣の生まれ変わりとなりました。
それ以来、特に何かが変わったわけでがありません。
息子の行動は変わりません、気を付けるべきことも変わりません、どうにか行動を辞めさせる方法を、と、悩むのも変わりません。
それでも息子は「怪獣の生まれ変わりで今、学んでいる途中だししょうがないよね」と以前に比べて心の余裕がすごく生まれました。



この「怪獣だと思う」という方法は、心理学では『リフレーミング』と呼ばれます。
起きている事象(破壊や噛みつき)は同じでも、その「ものの見方・捉え方」を変えるだけで、それに対する印象や感情が大きく変化します。



今回は、怪獣の生まれ変わりならしょうがないな~って心が軽くなったんだね!
実の子供を怪獣とはなんだ!不謹慎だ!と思われるかもしれませんが、決して息子を否定しているわけではありません。
むしろ、こう思ったことが「ありのままの息子を受け止める」大きな礎になってくれました。
その時は本当にこの思い込みに救われたし、以前より穏やかな気持ちで息子を見守ることができるようになりました。
「息子は怪獣の生まれ変わり」
怪獣の生まれ変わりの息子も時間とともに少しずつ成長し、5歳になる頃には自然と悩みも落ち着いていきました。


幸いなことに壊し癖はだいぶおさまり、噛み癖も自分の腕や爪を噛むのは続いていますが、人を噛むことはほぼなくなりました。
だいぶ人間らしくなったじゃない、と心の中で成長を喜ぶ日々です。
現実を変えるのは難しいけれど、自分の『受け取り方』を選ぶ自由は、いつでも私たちの手の中にあります。
そしてその受け取り方ひとつで、気持ちが、日常が大きく変わることを実感した出来事でした。
最早どのサイトなのか、どなたが発案なのかわかりませんが「ネコと思い込む」アイデア、本当に当時、救われました。ありがとうございました。



そして本記事をここまで読んでいただいたみなさんも、ありがとうございました。
もしかしたらこの方法を知ることで少しでも楽になる方がいらっしゃるかもと思ってシェアさせていただきました。少しでも参考になれば幸いです。

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